TeXを扱う環境もそろい,あとは書くだけになりました.とはいっても本当に基本をやっただけですので,これから皆さんにTeXの書き方を体で覚えてもらおうと思います.
「TeX講習会パック」の中に,「練習問題」フォルダがあります.その中にbeginner.pdfがありますのでそれを開いてください.
これは 「LaTeX2eによる論文作成の手引き」という資料で,練習と例題を解きながらTeXの基本を勉強できる教材です.
今からこの「LaTeX2eによる論文作成の手引き」を片手に,特に有用であると思われる次に指定する例題と課題をやってください.
「LaTeX2eによる論文作成の手引き」中に使用されている語句についての補足説明です.
- ソースをxemacsで編集 ⇒ ソースをxyzzyで編集
- 文中に,「Emacs ではC-x C-s が保存のコマンドです.」とありますが,xyzzy でも同様に
C-x C-s が保存のコマンドです.ちなみに,Emacs「イーマックス」と呼びます.Emacs
はUnix 系OS で昔から使われているエディタであり(他にはVi 等があります),xyzzy は
Window 上でのEmacs ライクなエディタとして開発されています.コマンドはC-x C-s
のように同じものもありますが,違うものもあるそうです(詳しくは知りません).
- platex でDVI ファイルへ
- 文中に,「端末エミュレータ(kterm)でplatex を実行させる」とありますが,xyzzy では以下のコマンドで行います.
- platex でコンパイルし,DVI ファイルを作成する. ⇒ C-c t j
- dvipdfmx でPDF ファイルを作成する. ⇒ C-c t l
- xdiv によりレイアウト確認⇒ dviout for Windows によりレイアウト確認
- \いろは
- ああああああああ・・・などの適当な文字の羅列に置き換えて記入してください.いろはは
ある程度長い文章を入力する手間を省くためにこの教材中で定義しているようです.ですが
その定義文をいちいちソース中に記入するのはめんどくさいので,ある程度の長さの意味の
ない文字を入力することで代用して下さい.
- resurge1.eps
- このEPS ファイルはTeX でよく用いられる画像ファイル形式の一種です.resurge1.eps
は「TeX講習会パック」の「練習問題」フォルダに入っていますので適宜コピーして使用してください.
ただしこの画像ファイルは編集しているTeX ソースと同じフォルダに入れておく必要がありますので注意してください
次に指定する例題と練習問題を実際に自分でやってみてください.
なお次の項目以降には,各問題文,TeXソース,DVIファイルへのリンクを掲載してありますので,あわせて利用してください.
練習4,例題6,練習5,*練習6,例題7,練習8,練習9,練習10,*練習11,練習12,
*練習13,*練習14,*例題9,例題10,練習15,*例題11,*例題12,*例題13,例題14,練習17,
例題15,例題17,*練習18,*例題19,例題20,例題21,練習19,例題27
時間がない場合はこの色で強調された問題番号を優先的に取り組んでください.