xyzzyとは
xyzzy(正式な読み方はない)はWindowsで動作するテキストエディタです.
Emacsと一般的なテキストエディタの利点を取り込んだようなオープンソースソフトで作者は亀井哲弥さん.
マクロ言語としてCommon Lisp系のxyzzy Lispを実装しており,高機能なLisp処理系としての側面も持っています.
読み方
公式な読み方は存在しません.xyzzywikiのアンケートでは『えっくすわいずぃーずぃーわい』,『エックスワイゼットゼットワイ』とよぶ人が多い模様です.
英語圏では,『X-Y-Z-Z-Y』,『X-Y-ziz'ee』,『ziz'ee』または『ik-ziz'ee』と発音されることが多いらしい
今回はxyzzy wikiで入手できるインストーラを使ってインストールします.手動でインストールしたい場合はwiki内の解説ページ
を参考にしてください.
まずはインストーラをダウンロードします.
xyzzyインストーラのDownload
このインストーラは主に
- caldixによる統合DLLアーカイバのダウンロード
- xyzzyとネットインストーラ(ni)のダウンロード
- ショートカットの作成
を行うことでほぼ自動でxyzzyを使用する環境が整います.
インストール
基本的にはOKをクリックしていけばよいです.
今のxyzzyは,素のxyzzy+ネットインストーラが導入された状態です.このネッ
トインストーラから各種拡張機能をインストールすることで,xyzzyはどんどん便利なエ
ディタに変身していきます.
そうした拡張機能の設定ファイルには「siteinit.l」と「.xyzzy」の二種類あります.両者
には以下のような違いがあります.
- siteinit.l こちらに記入した設定は早く読み込むことができる.ただし記入した設定を反映
させるにはダンプファイルの削除をして再起動する必要がある.
- .xyzzy ダンプファイルを削除することがないが起動がやや遅い..xyzzy ファイルがどこ
にあるかを示すための環境変数を設定する必要がある.
現時点では「siteinit.l」だけが存在している状態です(C:\Program Files\xyzzy\site-lisp\siteinit.l).そこでまずは.xyzzyファイルの作成を行います.
xyzzyがあるフォルダを開きます
- xyzzycli.exeをクリックしてxyzzyを立ち上げます.
「ファイル」−「名前をつけて保存」を選択して.xyzzを作ります.これは特に置き場所は指定されていません.
しかし,どこに.xyzzyがおいてあるのかを環境変数に登録する必要があります.
わかりやすいようにxyzzy.exeがあるところC:\Program Files\xyzzy\に作りましょう.
先ほど作った.xyzzyの場所をWindowsに知らせるため,環境変数に登録します.これを登録すると登録した場所から.xyzzyを読み込むようになります.
まずマイコンピュータのプロパティを,マイコンピュータのアイコンを右クリックしたりしてプロパティ(R)を選択する.
そしたら,「詳細設定」タブのところにある「環境変数」ってボタンを押します.
次に上の方にある新規のボタンを押します.(画像では「kurinoのユーザ環境変数(U)の方です
するとなんか二つ入力する画面が出ると思いますけど,それはそのままにしておいて,.xyzzyのある場所のパスをコピーします.
.xyzzyのある場所を開いていたらそこのパスをコピー,閉じてしまっていたら,再び開いてコピーすると間違いが無いので楽です.
インストーラでxyzzyをインストールした場合はおそらく「C:\Program Files\xyzzy」だと思います.
できたら,さっきの環境変数の画面に戻って,上のところにXYZZYHOMEと入力して,下の方にコピーしたパスをペーストします.入力したら「OK」ボタンを押しましょう.
登録が終わると,新しくXYZZYHOMEという名の環境変数ができていると思います.
うまくいかない場合
.xyzzyのパスがきちんと入力されているか確認してください.全角文字が混じっていたりするとうまくいきません.あとはパソコンを再起動すれば確実に設定が反映されます.
.xyzzyやsitinit.lといったファイルは普通ダブルクリックしても開くことができません.いつもxyzzyで編集したいファイルはダブルクリックしただけで
xyzzyで開けるようにするため,以下の手順に沿ってファイルの関連付けを行ってください.
まずxyzzy開きたいファイルをダブルクリックします.すると下のようなウィンドウが出ますので,「一覧からプログラムを選択する」を選び,「OK」を押してください.
次にそのファイルを開くプログラムを選択する画面になりますので,「このファイルを開くときは,選択したプログラムをいつも使う」にチェックをいれ,「参照」をクリックします.
xyzzyを保存したファイルに移動し,「xyzzycli.exe」を選択,開くをクリックします.
これで次から.xyzzyファイルをダブルクリックしただけでxyzzyで開けるようになります.この操作は後でも必要になってくるので,しっかりと覚えておいてください.