TeXのインストール

初心者には難解な気がするWindows用TeXのインストーラです.以下をインストールします.一部だけのインストールも可能です.

  • 角籐さんによるW32TeX
  • dviout for Windows
  • GhostScript(8.11以降)
  • GSView
  • その他関係するソフト等
モットーは,「誰でもインストール出来るTeX」だそうです.

TeXインストーラ3によるTeX環境のセットアップ

  1. まずはTexインストーラ3.0をダウンロードします.

    TeXインストーラ3のDownload



  2. Texインストーラ3.0がダウンロードできたら,適当なフォルダで展開(解凍)します.展開できたら, そのフォルダ内のkakuto3.exeをダブルクリックして実行します.



  3. すると図のようなウィザード画面が表示されるので.次へ進みます.



  4. @まず,インストールの際にダウンロードファイルの一時保存場所を指定します.基本的にどんな場所でも良いですが, ここでは,C:\download\とします.(※インストール完了後にこのフォルダは消去しても構いません)

    A続いて,インストールフォルダ名を,C:\tex\とします.

    B以上が入力できたら次へ進みます.



  5. 各ソフトのダウンロードサイトのURLを指定します.ここでは,デフォルトのまま次へ進みます



  6. クラスファイルにチェックを入れ,次へ進みます.



  7. しばらくすると,最新情報を取得して図のような画面となります.

    @Win32TeXの項目では基本的にほぼ全部のチェックを入れます.(たぶんすでにチェックが入っています)

    Adviout, GhostScript, GSVewerは,それぞれ1つだけ最新版にチェックを入れてください.(たぶんすでにチェックが入ってると思いますが,数字が大きい方が最新バージョンとなります.)

    B以上ができたら次へ進みます.



  8. インストールが終わると(※ダイアログはまだキャンセルしないこと!),引き続きGhostScriptのインストール画面(下図)が立ち上がります.

    @インストールフォルダはC:\tex\gsとしてください.

    A「AllUsers」と「Use Windows TrueType fons ..」の2つにチェックを入れる.

    B「Install」ボタンをクリックするとインストールが始まります.



  9. GhostScriptのインストールが終了すると, 引き続きGSViewのインストール画面(下図)が立ち上がります. 「Setup」ボタンをクリックして次に進んでください.



  10. 言語の選択メニュー画面が表示されるので,ここでは「English」ボタンをクリックしてください.



  11. 「Next」ボタンをクリックして次へ進んでください.



  12. 「Next」ボタンをクリックして次へ進んでください.



  13. 「Next」ボタンをクリックして次へ進んでください.



  14. @インストールフォルダをC:\tex\Ghostgumとしてください.

    A「Next」ボタンをクリックして次へ進んでください.



  15. 「Finish」ボタンをクリックするとインストールが開始されます.



  16. 無事インストールが終了すると,下のような画面が表示されるので,「Exit」ボタンをクリックして終了してください.



  17. 続いて,dvioutのインストールが始まります.最初にインストールフォルダを聞かれるので, C:\tex\dviout\として,OKボタンをクリックしてください.



  18. dvioutのインストールが終了すると,下のような画面が表示され,インストール結果を表示します.失敗の項目が無いことを確認して, 完了ボタンをクリックしてTexインストーラを終了します.



  19. パソコンの再起動を求められるので再起動します.



  20. [スタート]メニューから[すべてのプログラム]―[dviout]―[dviout for windows]を選択し,dvioutを起動します.
    [Option]―[Setup Parameters]―[Graphic]―[GIF] で raw PBM を BMP (full color) に変更してdvioutでカラー画像が見られるようにします.
    もうdvioutに用はないので閉じます.



  21. 今度は[スタート]メニューから[すべてのプログラム]―[Ghostgum]―[GS View x.x]を選択し,GSViewを起動します.
    図のように出てきたダイアログはOKをクリックして閉じます.



  22. [Options]―[Advanced Configure]を選択し,表示された設定画面の"Ghostscript Options:"内に -dWINKANJIと記入し,日本語対応とします.
    GSViewを閉じます

  23. 以上で終わりです.お疲れ様でした.





上記ステップでインストールフォルダの場所を誤ってしまっても特に問題はありません. 「/TeX」フォルダにまとめてしまったほうが管理しやすいかもしれないというだけです.
ですが,何をどこにインストールしたかはしっかりと把握しておいてください.(あとで必要になります)


失敗した場合

たまにしっぱいします

最後に「失敗」の文字がでてきた場合

あわてず落ち着いて以下の手順を実行してください(多くの場合,原因はダウンロード時のファイルの破損によると思われます.).

  1. 再起動が要求されてる場合,再起動します.
  2. 実行ファイルと同じディレクトリ内のkakuto3_log.txt(環境によってはkakuto3_log)を開きます.
  3. 具体的に何が失敗したか書かれているので,それをもとに「インストールファイルの選択」画面で,失敗したものにチェックを入れ,再度ダウンロードとインストールを行います.

途中で「失敗」とでてきた場合

以下のような方法で対処できるかもしれません.

  • 接続先を変更してみる.
  • 寝て起きてまた試してみる.

Jsclassesプラグインでエラーが発生する場合

ウイルスセキュリティゼロを使っている場合,ファイアウォールが勝手にTeXインストーラ3内部のRubyをブロックすることがあるようです.ファイアウォールを切ってみると動くかもしれません. どうしても動かない場合は次の手順でJsclassesプラグインを削除し,手動で新ドキュメントクラスを入れてください.

  1. plugin内のJsclasses.rb(環境によってはJsclasses)を削除.
  2. TeXインストーラ3を起動し,通常通りインストール.
  3. 下記参考URLの「pLaTeX2e 新ドキュメントクラス」を参照して,新ドキュメントクラスを手動でインストール.

pLaTeX2e 新ドキュメントクラス
奥村さんの新ドキュメントクラス(jsclasses)配布ページ