基礎テクニック
私たちの研究室ではロボットやマルチメディア情報処理に関する研究を行っています.
研究を進めるための基礎となるテクニックは,
- 画像処理:人間の目の働きをコンピュータで実現する技術
- 人工知能:推論・判断などの知的な機能をコンピュータで人工的に実現する技術
- メカトロニクス:機械工学と電子工学を統合し,機械の制御などをコンピュータで行う技術
などです.
研究内容の資料
研究内容の概要につきましては,
などを御覧下さい.
現在行っている研究テーマ
これまでの研究テーマは以下の通りです.現在は中断している研究テーマも,そのテーマを希望する学生が配属されたら再開する予定です(一時的に中断しているだけです).
なお「関連文献の表示オプション」が設置されているテーマでは,関連文献もご覧いただけます.
興味をお持ちの方,更に詳しい内容を知りたい方はメール等でご連絡下さい.事前に予約をして日程調整を行えば,確実に研究室を見学して頂けます.もちろんアポイントなしでの見学も大歓迎ですが,出張や授業・ゼミなどの場合には対応することができませんのでご了承下さい.
人が大きいものや重いものを運ぶときには,御神輿かつぎのように,大勢で協力します.それは,移動ロボットのときも一緒だと思います.
というわけで,ロボットが障害物を避けつつ,協力して重いものを運ぶ研究をしました.
左図は,移動ロボットです.
右図は,4台の移動ロボットが大きなものを運んでいる様子です.ロボットや障害物にはLEDがつけてあって(赤く光っているところ),天井にあるカメラで見て位置・姿勢が分かるようになっています.
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| Fig. 移動ロボットの概観 |
Fig. 協調搬送の様子 |
人間も道具を使って作業するように,移動ロボットも道具を使って作業した方が良いのではないか?という思いから研究を始めました.
左図が開発した移動ロボットです.自分で考え,自分で行動できるように,頭脳(コンピュータ)・電源(バッテリ)を搭載しています.各ロボットは,有線で他のロボットと通信しながらお互いの情報を共有することができます.また,道具を持つためのハンド(簡単な把持機構)を持っており,道具を取り扱うことが可能です.
中央の図は,移動ロボットが棒を道具として用いて,整頓作業(たくさんあるものの位置・姿勢をそろえる作業)を行っている様子です.
右図は,移動ロボットが紐を道具として用いて,仕分け作業(赤い箱と青い箱を分けて運ぶ作業)を行っている様子です.
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| Fig. 移動ロボットの概観 |
Fig. 棒を用いた整頓作業の様子 |
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| Fig. 紐を用いた仕分け作業の様子 |
移動ロボットでものを操作するにはどうしたら良いか?について考えています.
そこで,安定性を保ちつつ物体の姿勢を変化させる方法をコンピュータによって計算しました.
協調物体走査計画結果は,移動ロボットが棒を使って,大きなものの姿勢をかえている様子です.
移動ロボットが大きなものを運ぶときには,壁にぶつかったりしないようにしなければなりません.そこで,大きな物体の姿勢を柔軟に変化させながら,ロボットが物体を運ぶための動作計画手法を構築しました.
ここでは,物体を安全に運べること(=障害物からの距離をとる),作業効率が良いこと(=ゴールに素早く到着する),計算コストが小さいこと(コンピュータでの計算時間が短い)などを考慮しました.
左のシミュレーション結果は,青いL型の物体を黒い円形のロボットが運んでいる様子を表したものです.
また,右図のロボット(理化学研究所製全方向移動ロボット ZEN)で実作業を行い,その有効性を検証しました.
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| Fig. 協調物体搬送計画結果 |
Fig. 全方向移動ロボット |
これまでに開発された全方向移動ロボット(どの方向にも動けるロボット)は,ちょっとした段差も越えられないといった欠点がありました.そこで,段差を乗り越えることが可能な不整地走破能力を有する全方向移動ロボットを開発しました.
左の図は初期型ロボットで,12個も車輪がついていて,パワーで段差を登っていくタイプです.
中央の図は2号機ロボットで,車輪が9個に減ったことに加え,ロボット本体が段差にあわせて柔軟に変化して,滑らかに段差を登れます.
右の図は3号機ロボットで,車輪が7個になり,本体の柔軟性も向上しています.更にコンピュータやバッテリも搭載し,完全自律型ロボットとなっています.
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| Fig. 初号機ロボット |
Fig. 2号機ロボット |
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| Fig. 3号機ロボット |
人間と同じように2つの目をロボットに持たせることにより,見ている物体の位置・姿勢を求めることができます.そこで,カメラの方向を変化させ,移動している物体に追従しつつ位置・姿勢を計測するシステムを開発しました.
ベルトコンベア上を流れる物体を流れる物体をステレオカメラで計測し,マニピュレーター(腕型ロボット)を使って掴めることを確認しました.
移動ロボットが作業をする上で,自分自身の位置を知ることは重要です.そこで環境中に設置されたランドマークを観測することで,自己位置同定を正確に行いながら目的地に向かう方法を提案しました.
そこでまず,人間と同じように首を振ったり両目を動かしたりすることができる移動ロボットを開発しました(左図).また右図に,迷わずに目的地に到達するためにはどのタイミングでどのランドマークを見れば良いかを計画した結果(赤色の四角形:観測地点,青色の扇形:ロボットの視野方向)を示します.
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| Fig. ステレオカメラ付移動ロボット |
Fig. ナビゲーション計画結果 |